しかし、そこには部長の言っていた通り、前の先輩の作品がたくさんあった。
汚れててあまり見えないけど、すごい上手。
さすが先輩。
と、ひとりで感心した。
夢中になり、次から次へといろいろな作品を鑑賞していく。
わたしも、こんな風に描けたらな。
と、羨ましく思った。
ふと気になる絵に手を掛けたら、ガタン、と何かが落ちる音がした。
その音の正体は、大きな部品だった。
わたしの家の庭で見つけた部品と合わさりそうな形。
これって、まさか。
3つ目の部品見つけた!?
やった!!
もうこれ、絶対組み合わさるよ。
すごいうれしい!
わたしは、うれしさのあまり、飛んで喜んだ。
