さよならboy

「ほら、早く教室行こ!まりりも同じクラスだって!」


固まった私の腕をつかんで、なっちゃんが走り出した。



市川武。


市川くん。



…嘘。


まさか、同じクラスになるなんて。



あの似顔絵の人。

一度も同じクラスになったことはないけど、サッカー部の練習中、美術室の窓から何度かその姿を探していた。


同じクラス。


しかも、たぶん――…。