さよならboy

「修司、今日部活ないの?じゃあ一緒に帰ろ!」


なっちゃんが嬉しそうに、修司くんの袖をつかむ。


なっちゃんと修司くんは同じ大学を目指している。

ライバルだ!って言ってたけど、本当は良い仲間なんだと思う。


目標が同じだから、付き合っていることでお互いが邪魔になることもないみたい。


「おーいいよ。じゃあ帰るか、タケル」

修司くんが、市川くんの肩をたたく。

「えっ俺めっちゃ邪魔じゃん!」

「いいよ、こんちゃんもいるし。ね、こんちゃん帰ろ!」


なっちゃんに呼ばれて、私もついていく。



なっちゃんはもちろん、修司くんの隣。


市川くんは、なっちゃん達の先を行く。


始めはなっちゃん達の後ろで縮こまって歩いていた私も、思い切って前へ進んだ。