-中学3年の冬-
「・・・という結果でした。次も頑張ってくれ」
そう先生に励まされたものの後悔ばかりだ・・・。

-開城高校前期・・・・不合格-

こんな事になるのは、なんとなく分かっていたがいざ目の当たりに
すると、傷つくものだ。

「・・・これからどうしよう」

あたしの夢は、動物看護師だった。それを叶えるために
高いお金を払い塾にまで行ったのに・・・

「ただいま・・・」
どうもテンションの上がらないまま家についてしまった。
「あら、未榎[mika]結果はどうだった?」
   パサッ-
「今日、夕飯いらないから。見終わったら捨てといて」
これから、また塾で勉強ばかりの日々を過ごさないとかぁ・・・
「未榎・・・」
母の少し飽きれた声・・・。
もう、聞きすぎてなんとも思わない。

あたしはこの先もずっと動物看護師になるためだけに
生きていくのだろう。



新しい夢が出来ない限り。