「その電話の相手がね、桜沢高校の男子生徒だったんだけどー・・」
...あ、
もしや、あいつか・・?
「えっとー、名前は聞きましたか?」
「あーうん。確か・・・風間とかいってたかしら?」
ハイ、
あいつだねー。
「それでね、小嶋さん?桜沢高校っていったらここからじゃかなり遠いし?というか県外でしょ?」
「ハイ・・。」
「そんな相手から何で電話かかってきたのかと思って聞いてみたのよ」
「ハイ」
「そしたらね、『いお以外と話なんかしたくないから早くいおに変われよ』とか言い出したのよ」
「ハイ・・・。」
「だから先生怒っちゃって電話切っちゃった♪」
え。
「ちょ、先生っ!」
「本当ごめんなさいね~。だから今からかけなおしてみたらどうかしら?」
「....あ、ハイ」
ホント先生ってばー・・。
きっと、いっつも男子からチヤホヤされてるからショックだったんだろうね。
ドンマイ☆
「いお?あたしもう教室いっとくね」
「あ、うん。ごめんね」
