隣にいたミホに言われ、うしろを見ると 優真先輩がこっちに向かって歩いてきた!
完全あたしはパニック状態。 どんどん先輩との距離が近くなっていく。 そしてあたしの目の前で先輩がとまった。


「はい。昨日の返事♪」

「…ありがとうございます!!」

「いいえ。じゃあ俺次体育だから!」


ドクンっ 先輩の笑顔にあたしの胸がとびはねた。
震える手で先輩に渡された手紙を受け取った。

…返事? 昨日の…?
えーーー!!!


「きゃー あかね、すごいじゃん!」

「ヤバいぃー めっちゃ顏あついっ 先輩かっこい!きゃーー」


まだすぐ近くに先輩の姿が見えるのに、ふたりできゃーきゃーと喜んだ。