それは優真先輩からのメールだった。

先輩からメールくれるなんて嬉しい!!!

はやく返信しなきゃっ♪

でもいきなりどうしたんだろう?

『こんにちは! 昨日のお祭り楽しかったですよ−。
先輩来れなくて残念でしたね。 塾お疲れさまでした!』

『そっか。よかったな!

ありがとう。』

『そういえば、昨日奈々先輩もお祭り来てましたよ!!』



そう。 昨日奈々先輩に会ったんだ。

友だちと楽しそうに歩いてた。

そんな奈々先輩を見てあたしは羨ましく思った。

奈々先輩になりたいよ…

優真先輩の彼女に……


『そっか。』


あれ?なんか素っ気ない。あたしなんかまずいこと言っちゃったかな?


『すみません。あたしなにか余計なこと言っちゃいました?』

『いや。実はさ、俺奈々と別れたんだよね。』