「えっ!?」 羽兎が驚きの声をあげる。 「今年に限り、お泊まり保育をやってるんですよ。だから子供達はそれぞれの教室にいます」 そこで園長先生がため息をついた。 「ですが……数が膨大すぎて私一人じゃ配れないんですよ」 「なるほど……それで依頼を」 紘哉の問い掛けに園長先生は頷いた。