クリスマス盗難事件


「――何だ、これは?」

後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
その途端、手に持っていたプレゼントが消えてしまった。

ビックリしたように振り返る羽兎。

そこには呆れた表情をしながら紘哉が立っていた。

「……何か用?」

ついついキツイ口調になってしまう。
紘哉はため息をつくと、羽兎の隣に座った。

片手に羽兎の投げようとしたプレゼントを持ちながら。