紘哉は小さくため息をつくと、恵一を軽く睨んだ。 「言っておくが、これは犯罪だからな。 家宅侵入罪と窃盗罪。 お前一回逮捕されてこい」 「んなっ!?」 「正論だから反論できないよな?」 「うぅ……」 恵一は肩を落とすと、ケーキを持ってくるために台所へ行ってしまった。 「シャラオ」 紘哉は園長先生からもらったプレゼントを霞に渡した。