隣が、村山亮くん−−−−

うわっ真面目にこの展開だめだよ！！しかも瑠衣は普通に窓側後ろだよ！
真ん中で隣が村山くんで後ろがさなとかだめでしょ絶対！！！

…なんてパニックになってしまった。

不思議に思ったので、さなに小声で聞いてみた。
「なんで名前順なのに村山くん…だっけ？がこんな近くにいるの？」
「……は？男女別の並び順じゃん？男子の方が人数も少ないからじゃない？」
あ～！なるほど！そう言う事ねー。
「あ、ありがとう。」
「どういたしまして。」
「「ははっ」」

なんか会話がおかしすぎて笑ってしまった。


ガラッ
担任の、田中先生が入ってきた。
「よーし、じゃあ全員いるな。じゃあ早速だが自己紹介してもらおう！」
……はい？ちょ、ちょちょちょちょ、私こういうみんなの前で発言する系苦手なのに～！
「よし、じゃあ安部から。」
名前順じゃーん！まぁ男子からだからいいか。よくないけど。
そんな事を考えてると始まってきた。
「安部悠斗でーす。特技はサッカー、彼女募集中なんで。よろしく。」
彼女関係なくね！？てかみんなの前でよく彼女募集中とか言えるよね−−−

「伊東将生です。～～～～」
続々と順番が進んでくる。
ついに、
「中村愛です！～～～～～」
前の子まで来てしまった。
「よろしくお願いします。」
彼女がそう言って頭を下げた。
ど、ど、ど、どうしよぅぅう…。
もう順番来ちゃっ…
「花崎ー？どうしたんだー？」
やばい。完全に今皆に見られてる−−−
「すっ、すいませんでした。」
…もう帰りたい……−−−。

「は、花崎果音です…。よろし＞お願いします。」
やばいやばい！くとか裏返っちゃった…
「フフっ」
周りの女子が笑う。やだよー…。
本当に帰りたい−−−−

「樋泉さなです。特技はテニスで、好きなアイドルは関ジョニ7です。関ジョニファンの子は仲良くしてね♪よろしくお願いしまーす！」
さなは最後まで楽しそうにできていた。いいなー…。
私には当然無理です…。