授業開始のチャイムが鳴って、



授業の真っ最中。




「おいっ」




あいつが話しかけてきた。




「うっさいなー、なに?」




「ちょっとこれ、お前ににてない?」




教科書に落書きされた



ぶっさいくな絵



「だまれ」



あたしは奏の頭を叩いた。