「え?」

お母さんの手からひったくるようにサインを取る。
サインの後ろ…。
なぜかセロファンテープが十字に貼ってある。
なんだろ?
ゆっくり剥がすとテープの下にはメモのような紙が出てきた。

「何々~?ちょっと見せてよ~」

これって!?!?

「お母さん、うるさい!また後でね!!」

呆然とするお母さんを置いて部屋に駆け込んだ。
がちゃりと鍵をしっかり閉めたのを
確認してベッドになだれこむ。
握りしめていたメモをまたゆっくりと開く。
そこには――――