「手、どけて。」


私は頭を降って颯真の手を払う。


「いいじゃん。」


颯真はにやりと笑って私の髪を撫で続ける。


「もう…。」


反抗するだけであんまり嫌じゃない私は、またカップに唇を押し付けた。