「ねぇー、星あんま見えない。」 どうしようもない不満を、颯真に投げつけ、カップに口をつける。 甘くて温かいホットミルクが、口の中に流れ込んで、体の中に染み渡る。 「…ホワイトクリスマスなんだから、喜べよ。」 そう言って私より高い位置にある腕を、私の頭に乗せる。