きみじゃないとダメ




わたしは入学式中ずっと、いい男子いないかな…などとあたりを見回していた。



入学式が終わり、教室へ戻る。
担任の先生は、恋愛とかが好きそうな20代後半くらいの若い女の先生だった。

その先生の提案で、一人一人自己紹介する事になった。

「まずは先生からね。先生の名前は、永山美夏っていいます♪一年間よろしくね☆」

先生が言った。


そして生徒の自己紹介が始まった。



私の名字は工藤だから、出席番号は早いほうの5番だった。

4番の子の番になった。

「木崎大河です。バスケ部に入りたいです。よろしくお願いします。」

そしてとうとう私の番。

「工藤紗季です。中学生活enjoyしたいです。よろしくおねがいします!!」


よかった、言えた!!


―――

そして今日の授業(?)が終わった。

私は3人の男子に呼び出されてた。


「あ、あのっ工藤さんっ」

後藤とかゆうやつだった。