例えばの話をしよう




いつだって君を後ろから見てきた。



君はきっとその視線に気付いていないだろう。



あたしは君に気付いてもらおうなんて少しも思っていない。


ただ見ているだけでよかった。



憧れだ、これは。



テレビ越しで見る芸能人のように、ただの憧れだと思っていた。





それでも君を見ている間のあたしはとても幸せだった。