恋に落ちて

「ソコまで」


後ろから聞き覚えのある声した


振り向いたらやはり


…アイツだった…


ヤツはニッコリ笑いながら


「嫌がってるでしょ、離してやってくれる?」


そう言って、


男に捕まれてる腕をほどき陽子の前に立ち塞がった



「誰だよお前…」


さっきまで不機嫌顔だった男が、アイツの顔を見るなりピシッと固まった



…何だ?





「悪いけど彼女のこと諦めて欲しい」



男は舌打ちするとそそくさと逃げるように去って行った