――お互いが好きなら、何も問題なんてないって思ってた。


だけど、世の中には、どうしようもない事があるって、思い知らされた気がする。



洸輝と約束したあの日から3日後、社長令嬢との婚約が発表された。


会社は、その話題で持ち切りで、あたしには…。


洸輝からの言い訳すらない。


やっぱり、あたしって、幸せになれない運命なのかな…。