オープンカフェで、お茶と軽食をしながら、あたしは頷く。 「ところで亜美、帰らなくていいの?せっかく早く終わったのに」 「いいの。今夜も、洸輝は遅くなるって言ってたし」 「そうなんだ。社長が彼ってのも、大変そうね」 「やっぱり、そう思う?」 身を乗り出す様に、そう言ったあたしを、ちーちゃんは笑った。