一年前、社長の息子とは知らず、一緒に仕事をしたのが懐かしいな…。 それ以来なんだ。 こうやって、社内で顔を合わすのは。 すっかり、オーラも変わって、威厳がある。 「社長!どうぞ、こちらへ」 部長ってば、すごい腰が低いじゃない。 あたしには、愛想無かったのにねぇ。 「今日は、みんなに分かっておいて欲しい事があって来ました」 洸輝は、フロア全体を見渡しながら、ゆっくりとそう言った。