「何、やってんだよ」 濡れた髪のまま、洸輝はあたしにゆっくりと言った。 「出てくから。とりあえずの荷物だけ、持って行くね」 そう言ったものの、アテはないんだよね…。 まあ、いいや。 ちーちゃんに、かくまってもらおう。 無造作に服を詰め込んでいると、洸輝が腕を掴んできた。 「ったく。何で、ちゃんと言わないんだよ」