「ロンドンへ…?」 「ああ。向こうでは、日本人の多い地区に住むから、不安に思う事はないし…」 来週から、ロンドン? 英語も、ロクに話せないあたしが? 「一緒に行ってくれるだろ?」 きっと、洸輝は向こうでも、忙しいんだろうな。 そんな彼を、あたしはただ待つだけ…。 きっとロンドンでは、そんな毎日になるんだと思う。