「ありがとな。結婚に返事をしてくれて」


「やめてよ。お礼を言われる事じゃないから」


「いや、だって、あんな場所でプロポーズなんて、受けざる得ないだろ?」


その言葉に、あたしは思わず笑った。


「確信犯でしょ~?」


「うん。わざと。ああでもしないと、亜美を取り戻せないと思ったから」