「だけど、本当に驚いた」


久しぶりの洸輝のマンションへ帰って、あたしは夜景を眺めた。


「何が?」


「洸輝の考えが。最初から、あたしにプロポーズする気で、あのパーティーを開いただなんて」



そう。


今回の事は、相手の人にちゃんと説明をした上で、行ったらしい。


「よく引き受けてくれたね。あの社長令嬢の人…」