「うん!ありがと、ちーちゃん。あっ、そうだ。これ、資料を上の階に持っててくる」


「はぁい。いってらっしゃい」


すっかり忘れてたけど、
資料を他部署に届ける様に、頼まれてたんだっけ。


あたしは、急いで部屋を出ると、裏の階段へ向かった。


急ぐ時は、階段よ。


と、その時。


上から、洸輝が降りてきた。


「亜美…」