「亜美…。お前、何やってんの?」 「荷造り。あたし、ここを出て行くから」 「何でだよ?婚約の話しなら、絶対に断る。お前が出て行く必要はないだろ?」 慌てる様に、洸輝はあたしの側へ来た。 ううん。出ていかないといけないの。 「違う。婚約の話しは関係ないよ?」 「じゃ、じゃあ、何でだよ…」 「あたしね、やっぱり違ってたって気付いたの。こういう場所は、疲れるんだ」