「皆さま、本日は、渡辺洸輝(こうき)社長就任パーティーへご来場頂き、誠にありがとうございます」
アナウンサーばりの口調で、そう告げてる人は、ちーちゃんこと、原田千鶴。
あたしの同期で親友なのだ。
「ちーちゃんの声、ここまで聞こえる」
「そうだな。あいつ、アナウンサーにも向いてるな」
なんて、のんきな事言ってて、いいのかな?
「ねえ、洸輝。控え室に、いる場合じゃないんじゃない?」
「いいよ。もうちょっとくらい。久々だろ?こうやって二人きりなのは」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…