「はぁ…」


昨日から
寮に帰ってからずっとため息ばっか出てる私。



「おい紫乃お前…本当に大丈夫か?」


私がため息をつくたびに
大丈夫か聞いてくる白夜。


「うん大丈夫。」


何とか笑って見せる私。


「無理すんなよ?」


「うんッ…それよりお腹空いた!」


私は空腹でまぎらわそうと
虚しくただただ
違うことでまぎらわすことしかなかった




あの頃を


忘れたくて