「皇……大丈夫?」 呼び声に、目を開けると。 薄暗い部屋に、長いフワフワの髪の毛。 栗色の大きな瞳…… 「洋子…」 「うなされてた。……怖い夢でも見てた?」 ………ああ……夢か。 「皇……?」 「うん……だいじょ…」 「……皇…?」 洋子………ごめん…… ………まだ眠いんだ……… また―――夢に落ちていく―――… .