生まれた時からずっと一緒。 生まれた日にちも一緒なんて……なんて奇跡。 楓、君は僕と出逢うために生まれてきたんだ。 小さな、可愛い楓。 僕がいないとすぐ泣くんだ。 僕とずっと一緒にいたいと。離れたくないと泣く彼女に、僕はいつも胸が痛くなる。 ―――どうしたら泣き止む? ずっと一緒にいたら……離れず、ずっとそばにいれるなら……君は、笑顔でいてくれるだろうか。 そんな僕の初恋は 5歳の秋に終わった―――… .