「はぁ……はぁ…」 やっと息が整い始めた。 「……運動不足だろ」 ――なんて事をっ! 見上げるように睨んだけど。西城くんの表情は変わらない。 逆に私の方が恐くなってきちゃった。 「あの……何か、用…?」 恐い、恐い、恐い。 その無表情、本当に恐いからっ! 西城くんは少し考えるような表情をしてから私を見て、 「……メアド」 .