「楓……俺の、“妹”…」 呟いた皇の頬に、涙が一筋流れた。 私達は、ここからがスタートかもしれない。 叔父さんと叔母さんが亡くなって……パパとママ達までいなくなってしまって…。 私達の兄妹の時間は、狂ってしまった。 でも…。 やっと今日から、私達兄妹の時間が動き出すんだ――… .