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「……お前が片割れと双子だって知ったのは、いつなんだ?」
手を繋いで窓際の壁により掛かりながら、話をする私達。
斉藤くんに話したのと同じように話した後。
西城くんは難しい顔をして聞いてきた。
「私が知ったのは、パパとママが交通事故に遭った時、皇が話してくれたの。
私は一人じゃないって…」
中学生になって思春期も重なり、私はほとんど皇と挨拶以外で話す事はなかった。
両親のお葬式が済むと、遠い親戚たちは私と皇を別々に引き取るという話をしてきた。
それを聞いて、私は正直、どちらでも良かったんだ。
もとはと言えば、皇は従兄。
寂しいけど、仕方のないことだから。
――でも、皇は……
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