「“されて”の続き、知りたいんだけど?」



 眩しい位の笑顔で聞いてくる彼。


 柔らかい彼の笑顔に、なぜか怖くなって顔が引きつる。




「――言えないような事……されたのか?」



 言いながら、彼の顔が近付いてくる。




 神さま…!


 怖すぎてこれ以上は無理ですっ!




「キ…っ」
「き?」

 首を傾げながら私の言葉を繰り返す西城くん。



「キ…す…」


「…“き、す”…?」



 ――低いっ声が低いよ!



「キス…され、た…っ!」


 半ばやけくその様に叫ぶ私。


 目を瞑ってるから彼の表情が分からない。


 ……でも。

 確実に黒いオーラが出てる気がする。(泣)