「な…にも」 「ないようには見えなかったけど?」 「……水遊び…?」 「あんな必死に逃げて?」 「――むぅ…」 ――どうしようっ 言い訳してもすぐに返されちゃう! 誤魔化すの苦手なのにっ 「斉藤と何してたんだ?」 一際低い声。 これ以上の誤魔化しなんてきかない。 「えっ…と…」 ――正直に、言ってしまおう…。 それしかないよね。(泣) 「……噴水の中で、斉藤くん、に……告白…され、た…」 「されて?」 ――まだ言わなきゃいけませんかっ?! .