「あ……」 見ると、皇の眉間に深いシワ。 ……明らか機嫌がよろしくない。 「西城の事はもう考えるな。 あいつも楓をからかって遊んでるだけだろ」 そう言うと、皇は食べ終わった食器を持ちそのままキッチンに向かった。 からかわれただけ。……確かに、そうだよね。 私なんかを相手にするはず無いんだから。 からかわれただけ…。 .