「あ、いやっ……何でも、ない」 ――意識し過ぎ!私っ 「健太はさ、もっとストレートに行った方がいいんじゃん?」 「だからうるせぇよ!」 斉藤くんと亜衣ちゃんが言い合ってる中、私は顔の熱を冷ますためにトイレに向かった。 「――斉藤」 私がいなくなった場所で、皇と斉藤くんが…… 「楓を傷付けたら許さないから」 「――俺は彼方とは違う。絶対アイツを傷付けない。 俺が、守る」 こんなやり取りしてたなんて ……知らなかった。 .