ハチミツ×シュガー




 鼻が付きそうな程に近づく彼の顔。


 怖い…。

 鋭い瞳が、私を射抜く。



「――バカにすんな」


 低い、低い声。

 そのまま、私が掴んだ手を振りほどこうとする。



「お願いだから…私の話を聞いてっ」

 溢れる涙をもう、止められない。



 彼は私から視線を外し……


「放せ」