――――――――… ―――――――――――… ダイニングテーブルに夕食を並べていく。 今日の献立は、皇のリクエストの銀ダラの西京焼きに、里芋の煮物とツナサラダ。 時計を見ると、あと少しで皇が帰ってくる時間。 私はエプロンを外して、ソファーに腰掛けた。 ……明日、西城くんに私達の事を全て話そう。 嫌われるかもしれない。 軽蔑されるかもしれない。 ――でも……。 何も話さないで、彼を不安にさせたくない。 これからも西城くんと一緒にいたいから。 「皇……早く帰ってきて…」 .