背筋が、一瞬で冷たくなった。 ……何て言ったら…… 「もう大丈夫よ。ねぇ?」 真弓が咄嗟に答えてくれて、私にウィンクしてきた。 「う、うんっ もう大丈夫よ?」 ……慌てたせいでどもっちゃった。 「――本当に?」 疑ってるっ! 「本当にっ」 神さま! 私に嘘を付くスキルを下さいっ! 「――……あんまり無理するなよ?」 皇が屈んで、おでことおでこをくっつけた。 「ご飯も無理して作らなくて良いからな」 あまりの心配ぶりに、私は笑ってしまった .