「大丈夫。俺が守るから」



 あ……



「まぁ、彼方怒るとこえーしな」



 何だか



「如月を傷つける奴は女でも容赦しねぇ」


 キュン…て、した。







「――だって!如月っ

 彼方の告白ちゃんと聞いてたか?」


 いきなり大声で私に話をふる小沢くん。


 ……聞こえてたよ。ちゃんと。



「悪かったな、空気おかしくしちゃって。

 また明日学校でなっ」


 私が真っ赤になって俯いてる間に、小沢くんは他の子達を連れて私達から離れて行った。




「はぁ…アイツら邪魔しやがって」


『悪かったな』と言って、私の顔を覗き込む西城くん。


 私はあまりにもドキドキし過ぎて……




 気付いたら、走り出してた。