ハチミツ×シュガー




「俺とは全然違うタイプなのに、何でか同じ空気を感じて。

 気付いたら、目で追ってた」



 それって――


「…おい。好きとかそんな話じゃねぇぞ」

「ごめ…っ」



 野太い声で睨まれました(泣)。




「俺と同じ匂いがするのに。なんでこんなに落ち着いてんだ?って思ってたら……

 アイツには、お前がいたんだ」


 そう言って、優しく微笑んだ西城くん。




 学校でもそんな顔、見たこと無いよ。