下駄箱で靴を履き替えると、なぜか校門ではなく、体育館の方へ向かう彼。 部活も終わり人も少なく、私達に気づく人はいない。 「西城くん?」 「………」 ――返事は無し。 「どこに行くの?」 「……とりあえず、邪魔が入らないところ」 ……は…? .