「そろそろ仕事の準備するわ」


そう言われ、スカイプは切った。

いろいろ不安要素はあるけれど

あたしは自分の誕生日を心待ちにしていた。

指輪という「証」があれば、

友達にも堂々と紹介できると思っていた。



けれど、あたしを襲う闇は

もうそこまできていた。