夜、いつも翔ちゃんと電話をする時間。

あたしはまた千秋とスカイプするのかと思っていたが

やはりどこかで今日は誰にも邪魔されず電話できると、

どこか期待していた。


翔;わりい、千秋がどうしてもって


夢;そっか、ならまた待ってるね!


期待はあっけなく崩れた。

「待ってるね」ということで、翔が必ず戻ってきてくれると、

この頃のあたしは自分に言い聞かせていたんだと思う。