あたしたちは毎晩電話をした。 お互いのことをもっと深く知っていく日々。 あたしは嬉しくて嬉しくて、 人こんなに好きになったことはなくて、 これが``愛しい´´ということなんだと思っていた。 ほんとに翔が自分のすべてで、 翔しか見えていなかった。 ある日の夜、いつものように電話をしているときに翔が言った。