だからあたしはここまで翔ちゃんに依存してしまっている。

こんな理想の人、二度といない。

あたしと翔ちゃんは運命なんだ。

これを海斗に話した。


海斗;なるほどねーでも夢、その理想の人と付き合ってるのに
   全く幸せじゃねーじゃん、むしろその逆だよな。


逆・・・確かにそうだね。


海斗;これでわかっただろ?
   「理想」と「現実」は違うって。
   こういうことなんだよ。


夢;違うよ、そんなことない。
  翔ちゃんと別れたら夢はどうなるかわかんない。


この時のあたしは翔ちゃんとの別れなんて

想像もしていなかった。