あたし達が教室に入ると、…拓哉、なんだけど。
女の子の悲鳴に近い声がした。

皆拓哉と同じクラスになれて嬉しいらしい。

あたしはその後ろでぶぅ…と、頬を膨らませていた。

二年になってもモテモテな、あたしの彼氏。

ヤキモチ妬いてたらきりがないことぐらいわかってる。

でも、妬いてしまう。