「おーい、1年!!もうそろそろ休憩おわんぞー!!」


先輩の声にハっとして、急いで戻る。


その途中、チラッと後ろを見上げると、
その人の姿はなかった。


なぜそんなに気になったのかわからない。

わからないけど、外での練習のたびに、見上げてしまっていた。

そして、見つけてしまうんだ。




あの『寂しい色の瞳』を。